イベントでは、キルナー氏とリタ氏がそれぞれブランドの歴史や特徴、そして日本にローンチする商品の詳細について語った。
「オーディナリーは、美容業界に対する不満から生まれました」というキルナー氏は、美容業界にさまざまな価格帯の製品が溢れていることに対する疑問 があったからこそブランドを立ち上げたのだという。
「透明性と誠実を信条としており、効果的な処方を追求し適正価格で提供することが原則の一つです。高品質のスキンケア、これに特別な人たちにだけでなく、手に取りやすいお値段で提供します。また、私たちの製品は全て科学的知見に基づいて開発しています。さらに、サステナビリティも重視しており、カーボンニュートラルや再生エネルギーなど、社会・地球に与える影響をいかに少なくするかについて継続的に取り組んでいます」(キルナー氏)
オーディナリーの特徴は、注目成分に焦点を当てたフォーミュレーションと、それらのアイテムを組み合わせて使うという製品ラインナップ、そしてカスタマイズ性の高さだ。3ステップでのスキンケアを推奨しており、それぞれPrep(肌の準備・洗顔など)、Treat(肌悩みのケア・セラムなど)、Seal(うるおいと有効成分を閉じ込める・クリームなど)と位置付ける。液体剤形に混ぜて使うパウダー製品などもあり、ラインアップは幅広い。
ローンチイベントでは、定番商品として洗顔アイテム「スクワラン*クレンザー」(*整肌成分)(販売名:Sクレンザー、50ミリリットル・1870円)「グルコサイドフォーミングクレンザー」(販売名:GLUCOフォーミングクレンザー、150ミリリットル・2530円)や、フェイスセラム「ナイアシンアミド*1 10%+亜鉛1%*2」(*1 整肌成分 *2 PCA亜鉛<整肌成分>中の亜鉛に換算した値)(販売名:N10+Z1フェイスセラム、30ミリリットル・1100円、60ミリリットル・1980円)、「L-アスコルビン酸*パウダー」(*アスコルビン酸:整肌成分)(販売名:100LAAインパウダー、20グラム・1210円)などを紹介するとともに、望ましい組み合わせの表などを示し、実際に製品を試せるタッチアップの場を設けた。
月刊『国際商業』2024年06月号掲載