社員のこだわりを反映した商品づくり

2024年1月29日、マンダムは同社初のメンズオーガニックブランド「aono(アオノ)」を新投入した。開発チームの合言葉は「本当に自分が使いたいものをつくる」。象徴商品の美容液「コンセントレートセラム」は30ミリリットルで7700円(希望小売価格)。販路は直営ECとアマゾンに限定。マス市場が主戦場のマンダムにとって、初物尽くしのブランドである。

同社がオーガニック市場に白羽の矢を立てたのは、日本市場にメンズ向けブランドがほとんどないことに気が付いたから。確かに、年齢、性別を問わず、誰でも使えるとうたうブランドはたくさんあるが、男性だけをターゲットにしたブランドは、ほとんど見かけない。マンダムは男性と女性の肌生理の違いに向き合ってきた会社だから、オーガニック市場の実態は好機に映ったのだろう。「〝オーガニック〟という言葉が響くのは、自分の使うアイテムにこだわりを持つ男性。それがアオノのターゲットです」と同社ブランドマーケティング一部の小黒卓人主任は話す。

ブランドマーケティング一部 小黒卓人主任

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