年末年始は、妻の実家である函館でゆっくり過ごした。妻と子どもたちは、幼稚園が冬休みに入ると、一足先に帰省。航空券が安いうちに、というのが理由だったから、機内はほぼ満席だったという。私は後から追いかけ、26日に福島の専門店に立ち寄り、バックヤードで大量の福袋を見た。年間売上高の10%を稼ぐ初売りは、お店も、お客も、楽しみにしていた。帰りも私は一人旅。1月3日に仙台で途中下車し、「粧苑すきや」S-PAL店の初売りを見学。デコルテは長蛇の列で圧倒的な勢いを見せつけており、お客を案内する若い営業担当者は誇らしげだった。2〜4日の初売りの売上高は約2億6000万円で、圧巻の数字を叩き出した。しかし、由佐幸継社長は、47年前の初めての初売りは、売り上げが250万円だった、と明かしてくれた。毎日の顧客づくりの積み重ねが、お客が殺到する「粧苑すきや」を築いたのだ。「経営者は身体を張り続けなければいけない」(由佐社長)。弛まぬ努力を続けることが成功への唯一の道。それを噛み締めながら、満席の新幹線で帰路に着いた。

月刊『国際商業』2024年03月号掲載

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