日本化粧品技術者会は、化粧品や関連産業の技術レベルの向上を目指し、2023年より「日本化粧品技術者会学術大会」を新設し、そのWebサイトを公開した。
SCCJは国内の化粧品に関わる研究者や技術者が集い、発表・講演や議論を交わすことで化粧品産業の発展を目指す学術団体。これまで主に研究発表や技術を討論する場として年2回の「研究討論会」を開催してきたが、2023年からはより多彩な技術分野で一層の技術レベルの向上を図るため、それらを年1回に集約した「学術大会」を新設。初回となる第1回は2023年12月5日~7日に埼玉県の大宮ソニックシティにて開催する。
日本化粧品技術者会 学術大会Webサイト(https://conference.wdc-jp.com/sccj/2023/)
同団体では、Vision2025と題した未来に向けた運営改革を行っており、「学術活動の充実、技術者のレベルアップを通して、技術のグローバルリーダーの地位を確固たるものとし、日本の化粧品産業の競争優位確保と永続的発展に貢献する学術団体」を目指している。本大会もその中のひとつの施策であり、大会テーマである「What’s next for SCCJ?未来を紡ぐ多彩な化粧品技術」には、これまでの化粧品産業になじみの深い界面科学や皮膚科学といった分野に加え、近年盛んなデジタル技術やサステナビリティ研究も含めて、より幅広い多彩な技術分野で化粧品技術を紡ぎあっていこうという思いが込められている。
特別講演では既にノーベル化学賞の受賞経験のある島津製作所エグゼクティブ・リサーチフェロー田中耕一氏の登壇も決定している。今後も主要なコンテンツの詳細情報など、大会Webページにて情報更新をしていく予定だ。
<日本化粧品技術者会 学術大会 開催情報>
大会名:第1回日本化粧品技術者会学術大会
開催日:2023年12月5日~7日
場所:大宮ソニックシティ
〒330-8669埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5
交通:JR大宮駅西口歩行者デッキより徒歩3分
大会テーマ:What’s next for SCCJ? 未来を紡ぐ多彩な化粧品技術
プログラム(予定):一般研究発表(口頭・ポスター)、特別講演、基調講演、
IFSCC国内報告会、企業展示他
特別講演:(株)島津製作所エグゼクティブ・リサーチフェロー田中耕一氏