9月9日、第二子として長男が生まれた。出産直後に一過性多呼吸と診断され、NICU(新生児集中治療管理室)に入ったものの、3日後には母親と同じ病室に移った。母子ともに健康で、14日に退院。3歳10カ月になる長女を含む4人での新生活が始まった。産後間もない妻は、新生児の世話で手一杯。夫の私は、家事と仕事の両立、娘のお世話にしばらく右往左往した。こんな大人とは違って、娘の適応力には驚かされる。ママと一緒に遊びたい、眠りたいという気持ちはあるものの、睡眠時間が少ない状況への配慮が初めからあった。ママを助けるためにか、弟を喜ばせたいのか、図鑑を見せたり、息を吹きかけたりもする。そして自分で洋服を着たり、トイレに行ったり、公文の宿題を済ませたり、と自発的な行動がどんどん増えている。これらの成功体験が次のチャレンジにつながっているから、見守っているこちらはとても楽しい。私も負けてはいられない。新生児を迎えるに当たり、いろいろな日雑品を品定めした。こんなものもあるのか、これは不便ではないか。生活者ニーズを満たすことの難しさを思い知った。40代半ばの子育てから得た学びを誌面づくりに生かしていきたい。公私ともに環境変化は成長の機会と改めて強く意識した。★
月刊『国際商業』2022年11月号掲載
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