長尺タイプ人気で商品構成比が逆転

コロナ禍による生活習慣の変化で、最も顕著に利用回数が増えたのは、自宅のトイレではないだろうか。一人在宅者が増えるだけで、消費財の消耗も清掃の頻度も如実に変わるこの市場には、今二つの大きな変化が起こっている。

一つは、トイレットペーパーの長尺化だ。従来の2倍、3倍の密度で紙を巻くことで、1ロールあたりの紙の長さが大幅にアップ。これまで一般的だった1パック12ロールが、巻き数が長くなった分、1パック4ロールですむようになった。そうした長尺タイプが一気に普及。流通関係者が「従来は長尺タイプと通常タイプでは通常タイプが優勢だったが、それが逆転した」と口をそろえるほど、需要は大きく変化した。

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