変わりゆく女性のニーズを捉えた導入美容液inシャンプー

日本の髪を、より美しくアップグレードする。この強い使命感を持って、クラシエホームプロダクツは2021年3月、「いち髪 THE PREMIUM(ザ・プレミアム)」(シャンプー・トリートメント/各2ライン、以下プレミアムシリーズ)を新発売した。これまでの予防美髪の考えに加え、カラーやヘアアイロン・コテなどで深刻なダメージを受けている髪の悩みに応える新プレミアムダメージケアシリーズだ。発売から2カ月の売れ行きは上々。テレビCMの反響も大きく、4月のCM放映時のプレミアムシリーズ単体での週別シェアは、クラシエホームプロダクツの目標を上回ったという。既存のシャンプー・コンディショナー(以下、インバスシリーズ)のシェアもほぼ横ばいで、新シリーズは好スタートを切った。

いち髪は、クラシエホームプロダクツが育てた日本を代表するヘアケアブランドの一つで、売り上げは約100億円まで拡大。顧客は高校生や大学生といった10代から30~40代まで幅広い年齢層の支持を集めており、同社の経営を支える大黒柱の一つになっている。その半面、ブランドとしてさらなる成長を遂げるためには課題もあった。ヘアケアマーケティング部の山崎美華係長は、プレミアムシリーズ発売の理由を次のように説明する。

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