グローバルECを手がけるCafe24 Japanは、熊本県内で地域観光マーケティングを行うくまもとDMCと熊本県産品のEC活性化に向けた業務連携契約を締結した。両社は、cafe24で構築した「KUMAMOTO24」を通じて、熊本県産品のグローバル販路を拡大し、地域事業者と世界中の消費者をつなぎ、地域活性化を促進する。

熊本県は、温泉地、熊本城など自然景観や歴史的文化遺産などが豊富で、職人や個人事業主、企業の商品力も優れているほか、様々な商品に適用されるなどで世界的知名度のあるPRマスコットキャラクター「くまモン」を持つ県だ。くまもとDMCは、熊本県への観光客誘致や熊本の食のブランディングを目的とするマーケティングと、国内外に知られていない熊本県の観光地、県産品の販路拡大や海外進出のため、さまざまな活動を行い、地域活性化に力を入れている。

今回両社が取り組む「KUMAMOTO24」では、cafe24は自社の技術力と越境ECにおける運営ノウハウを活かし、「KUMAMOTO24」の構築と運営に必要な教育、コンサルティング、マーケティングなどのサービスと安定的なITシステムを支援。くまもとDMCは「KUMAMOTO24」の成功のためのサイト運営、コンテンツ企画及びマーケティングなどを積極的に行い、ECの活性化とさまざまな新規事業の創出に取り組んでいく予定で、競争力のある日本製のグローバル展開とビジネスチャンスを作り出すことで、熊本県の経済活性化が期待される。

現在、インターネットやスマートフォンの普及により、世界のBtoC―EC市場の拡大が続いており、経済産業省によると2021年まで二桁成長が続く見込みとなっている。このように、インターネットを利用したビジネスは、商売と経済活性化を促進する最も重要なチャンネルとして位置づけられている。cafe24は、今後も国内でさまざまなグローバルにおける成功事例を拡大し、国内ECやグローバルECの活性化に向けて注力する。