メイクアップ専業ODM/OEMのトキワは、9月16〜17日に米国・ニューヨークにおいて開催された「MakeUp in New York」のIT Awards Full Service部門で、「Micro-groove mascara」が最優秀賞を受賞。同社はこれまでIT Awardsへ継続して新開発製品を出品しており、過去複数回、ファイナリストに選出されてきたが、最優秀賞に選出されたのは初となる。Full Service部門は、処方と容器(パッケージ)の両面における優れたイノベーションを備えた総合型製品開発を表彰する部門で、トキワがこれまで注力してきた中身と容器の一体開発の技術が世界レベルで評価されたことになる。
「Micro-groove mascara」は、トキワ独自のワイピング技術(特許出願中)を採用しており、先端に液が溜まるのを防ぐことで、毎回最適量を正確にムラなくまつげに塗布することを可能にしている。アップサイクルされたリンゴ繊維を配合した処方にすることで重ね塗りをすると瞬時にボリュームアップが可能にした。また、超極細のワンド(ブラシ軸)の開発にも成功し、使用時の手元や目元の視認性を飛躍的に向上させている。この革新性が審査員からは「まつ毛をしっかりと長く見せるための中身(成分配合)とパッケージの効果的な組み合わせ」と、中身と容器双方の技術の完成度と革新性、その組み合わせが高く評価された。
最優秀賞受賞を受け、容器開発を担当したトキワパッケージ開発本部パッケージ開発部パッケージ開発課の金高健悟氏、処方開発担当の同処方開発本部処方設計一部処方設計二課の平河桃香氏は、「栄誉ある賞を賜り、光栄です。日常のちょっとした困りごとの解消を目指し開発が始まった本製品は、スリムながら液をしっかり抱え込み、まつ毛を逃さず捉える高い操作性と仕上がりを実現できました。中味と容器を一体開発できるトキワの強みが結実したと感じています。今後も『美と感動と喜び』を届ける化粧品づくりに貢献できるよう尽力します」と、喜びの声とともに、新たな決意を語った。
また、秋田千収社長は、「フルサービス部門での最優秀賞受賞を大変光栄に存じます。本受賞は『世界中に美と感動と喜びをお届けする』という理念のもと、強みである処方と容器の一体開発によって生みだされるサステナブルで革新的な製品を、独自の生産・品質管理技術で実現し続けた成果です。今後もOEM/ODMとして最高水準の製品を創出してまいります」と力を込めた。
MakeUp in New Yorkは化粧品・メイクアップ業界においてB2Bをけん引する最大規模の展示会。その開催中に実施されるIT Awardsは、世界の美容産業におけるイノベーションと次世代トレンドを決定づける製品がノミネートされるアワードである。業界の第一線で活躍する専門家などで構成される審査員団が、技術力、デザイン性、機能性、サステナビリティなど多角的な視点から厳正な審査を行い、年間で最も突出した革新性を持つ製品を選出する。★
月刊『国際商業』2026年11月号掲載






















