<アデランス産学連携>第123回日本皮膚科学会総会においてアデランスがランチョンセミナーを共催 LEDの効用とそのエビデンスに関する研究成果を発表
株式会社アデランス~第116回から8回連続参加~
毛髪・美容・健康・医療のウェルネス事業をグローバル展開する株式会社アデランス(本社:東京都品川区、代表取締役社長 鈴木 洋昌)は、2024年6月6日(木)~6月9日(日)に国立京都国際会館において開催された第123回日本皮膚科学会総会で、アデランスがスポンサーシップをとるランチョンセミナーを共催しました。
会期中の6月6日(木)にアデランス共催のセミナーが実施され、大阪大学皮膚科学講座 招聘教授 心斎橋いぬい皮フ科 院長の乾 重樹先生が講演し、浜松医科大学医学部 皮膚科学講座 准教授・病院教授の伊藤 泰介先生が座長を務めました。
セミナータイトルは「ロジックで考え直す男性型脱毛症の治療:標準治療と赤色LEDを含めて」で、男性型脱毛症における標準的な治療の考え方に加えてLEDの有用性が報告され、セミナーは多数の聴講者での盛況となりました。
■アデランス共催ランチョンセミナー 講演概要
座長
浜松医科大学医学部 皮膚科学講座 准教授・病院教授
伊藤 泰介先生
演者
大阪大学皮膚科学講座 招聘教授
心斎橋いぬい皮フ科 院長
乾 重樹先生
演題
ロジックで考え直す男性型脱毛症の治療:標準治療と赤色LEDを含めて
講演内容
男性型脱毛症(AGA)は毛周期のうち成長期の短縮により毛径が十分大きくならずに毛周期を回転することがその病態で、「生えなくなる」から「発毛」すればいい、ということではない。そこで今回はAGA病態の正確な理解に基づいたロジックで治療を考え直す機会を共有したい。
AGAの治療には、アンドロゲンに関わる機序と成長期維持延長に関わる機序の2つがある。前者が「抜け毛の抑制」、後者が「発毛」と言われるものの、正確な表現ではなく、両者とも成長期を長くすることでその効果を示す。前者はテストステロンをより強い活性をもつジヒドロテストステロンへ変換する5α-還元酵素を阻害するフィナステリドやデュタステリド内服薬であり、後者はVEGFなど成長期維持延長に関わる因子の産生を増強するミノキシジル外用薬や赤色LED照射である。
それらの治療の基礎と臨床のデータをロジックに考え直すことで適切な治療選択を行う考え方を整理したい。
■日本皮膚科学会に関して
日本皮膚科学会は、皮膚科学に関する研究・教育と医療について、その連絡連携を図り、皮膚科学の進歩・普及に貢献し、それをもって学術・医療の発展に寄与することを目的として、全国各地の1万2千人を超える会員によって組織されている公益社団法人です。毛髪をはじめ、人体最大の臓器ともいわれる「皮膚」に関するあらゆる治療や研究に関する学術情報や、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」を扱う学会としても知られています。
第123回を迎える今回は、「皮膚のふしぎ」をテーマに国立京都国際会館で開催され、アデランスが本学会に共催するのは今回で連続8回目となります。
■株式会社アデランスに関して
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携において毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。
その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。
学会概要
学 会 名 称 :第123回日本皮膚科学会総会
会 期 :現地開催 2024年6月6日(木)~6月9日(日)
会 場 :国立京都国際会館(京都府京都市)
会 頭 :京都大学医学研究科 皮膚科学 教授
椛島 健治先生
※アデランス共催のセミナーは、6月6日(木)に開催しました。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ