市場規模はフェイシャル1524億円、ボディ/痩身1001億円で前年から拡大。男女ともに30代・40代を中心に利用金額が上昇
株式会社リクルート美容センサス2024年上期≪エステサロン【フェイシャル】【ボディ/痩身】編≫
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』(https://hba.beauty.hotpepper.jp/)は、全国の人口20万人以上の都市居住者のうち、15~69歳の男女1万3,200人を対象に、過去1年間におけるエステサロン【フェイシャル】【ボディ/痩身】の利用に関する実態調査を実施しましたので、その結果をご報告いたします。
■市場規模推計※(消費者ベース)
美容センサスから推計した市場規模は、【フェイシャル】が1524億円(前年比33.9%増)、【ボディ/痩身】が1001億円(前年比28.4%増)。
※サロン利用率、1回あたり利用金額、年間利用回数と人口推計(総務省統計局)からの推計(P6参照)
前年からの市場の拡大の背景には、男女のサロン利用率、1回あたり利用金額、年間利用回数がそれぞれ増加したことがある。男女ともに30代・40代を中心に、オトナ世代の利用金額が上昇。(P2-4)
男性のサロン利用率(1年以内のサロン利用者の割合)は【フェイシャル】で2年連続、【ボディ/痩身】で3年連続増加しており、男性美容の広がりがうかがえる。(P2)
研究員からのコメント
「ほうれい線・たるみの改善」の利用が増加。オトナ世代のニーズが上昇
【フェイシャル】では、女性は40代・50代、男性は30代の1回あたりの利用金額が大きく上昇しました。施術内容を見ると、男女とも前年から「ほうれい線・たるみの改善」が増加しています。コロナ禍のマスク生活がほぼ終了し、以前のように「顔を見せる」生活に戻ったことで、オトナ世代の男女のケア意識が高まっているのかもしれません。
また、男性のエステサロン利用が年々増加していることから、潜在層もまだまだ多いと考えられます。エステサロンは、「ハードルが高い」と感じる男性も多いでしょう。「自分がサロンに行っても大丈夫」と男性が安心感を持てるような情報発信が、集客のカギとなります。
『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子
■1年以内のサロン利用率
【フェイシャル】【ボディ/痩身】ともに、男女とも前年から利用率が増加。男性の【フェイシャル】利用率は2年連続、【ボディ/痩身】は3年連続で増加。
Q. あなたは以下の美容関連サロンを、どの程度の頻度で利用していますか。(「過去1年間に1回以上利用」の割合)(いずれの年も男女各n=6,600/各単一回答)
【フェイシャル】利用率
【ボディ/痩身】利用率
■1回あたり利用金額
【フェイシャル】【ボディ/痩身】ともに、男女とも前年から利用金額が上昇。年代別に見ると、30代・40代を中心に利用金額が上昇。
Q. サロンを利用の際、1回あたりどのくらいの費用をかけていますか。(各サロン利用者/実数回答)
【フェイシャル】1回あたり利用金額の平均
【フェイシャル】1回あたり利用金額の平均(年代別)
【ボディ/痩身】1回あたり利用金額の平均
【ボディ/痩身】1回あたり利用金額の平均(年代別)
※人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計、以下WB)前n=30以下の年代は、斜体グレー表示にしている。前年のみWB前n=30以下の場合は「増減率」のみ斜体グレー表示
■年間利用回数
【フェイシャル】【ボディ/痩身】ともに、男女とも前年から年間利用回数が増加。
Q. あなたは過去1年間に、サロンをどの程度利用しましたか。(各サロン利用者/実数回答)
【フェイシャル】年間利用回数の平均
【ボディ/痩身】年間利用回数の平均
■1年以内の施術内容・部位
【フェイシャル】では、男女とも「ほうれい線・たるみの改善」が前年から増加し、順位も上昇。
Q. 過去1年間、あなたがサロンで利用した施術内容をお選びください。(【フェイシャル】利用者/複数回答)
【フェイシャル】施術内容
Q. 過去1年間、あなたがサロンを利用した際に施術を受けた部位をお選びください。(【ボディ/痩身】利用者/複数回答)
【ボディ/痩身】施術部位
■調査概要
調査名 :「美容センサス2024年上期≪エステサロン【フェイシャル】【ボディ/痩身】編≫」
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年2月1日(木)~2月12日(月)
調査対象:全国、人口20万人以上の都市に居住する15~69歳の男女各6,600人
※図表内の%の値は小数第2位を四捨五入しているため、差分や合計値において、単純計算した数値と合致しない場合があります。
※実数回答設問では、想定範囲から外れた値を「外れ値」として除外して集計しているため、記載しているn数と算出に用いた基数が異なる場合があります。
【人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計)】について
今回より人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計)に変更しています。(2020年~2023年のデータも再集計)
詳細は「美容センサス2024年上期≪エステサロン【フェイシャル】【ボディ/痩身】編≫報告書」をご参照ください。
P1【市場規模推計 算出の方法】
男女各年代の市場規模推計の合算値(15~69歳・男女合計)
市場規模推計(円)
=人口(人)※1×1年以内のサロン利用率(%)※2×1回あたり利用金額平均(円)※3×年間利用回数平均(回)※4
※1人口データは人口推計(総務省統計局)を使用。年齢(5歳階級)、男女別人口―総人口(各年10月1日時点)。調査年の前年10月1日時点の人口を使用。
※2※3※4ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2024年上期≪エステサロン編≫資料編」より使用。
■『ホットペッパービューティーアカデミー』とは
美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに2014年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスなどの「調査研究」、訪問美容・女性活躍・SDGsなどの情報提供・イベント開催などをはじめとした「サステナビリティ活動」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。これらの活動により、美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。
リリースPDFはこちら
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240625_beauty_05.pdf
美容センサス2024年上期≪エステサロン【フェイシャル】【ボディ/痩身】編≫報告書
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240625_beauty_11.pdf
▼リクルートについて
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