シーボンは、3月の婦人運動月間に合わせて「第2回 働く女性に関する意識調査」を全国の20~60代の働く女性2113人に対して実施し、3月20日に公表した。調査期間は2月23~25日。
スキンケアサロン(肌の手入れを中心としたエステサロンなど)に行ったことがあるかの質問に、全体の54.5%が「ある」と回答し、働く女性にとってスキンケアサロンが身近な存在であることがわかる。また、スキンケアサロンに行こうと思ったきっかけを聞いたところ、「自分に合うスキンケアがない」が26.3%と、自分の肌を知りたい、現状のスキンケアに不満があるなど、スキンケアサロンにカウンセリング機能を求めて来店している人が多いようだ。
次に多かったのは、「結婚を控えて」などのプライベート理由の合計が35%。これは「転職を考えていた」といったビジネス理由を大きく上回っている。プライベートの充実が働く女性のモチベーションにつながっているようだ。
スキンケアサロンで利用したいメニューを聞いたところ、「顔のマッサージ」「肌チェック」「顔のパック」の順に多い結果となった。20、30代では「肌悩みへのアドバイス」が全体の回答率を上回り、他の年代よりもスキンケアに対する悩みや迷いを抱えていることが伺える。
通勤時間別スキンサロンに行った目的を複数回答で聞いたところ、全体数では「お肌のお手入れ」が最多回答となり、通勤時間が短いほど数字が伸びている。一方、「サロンスタッフとの会話」「自分へのご褒美」「ストレス解消」の項目では通勤時間が長いほど数字が伸びており、特別感のあるスキンケアサロンに行く傾向にあるようだ。通勤ストレスは時間がかかるほど増え、ご褒美やサロンスタッフとの会話でもストレス解消になり、働き続けるモチベーションツールとしてスキンケアサロンがあがるといえる。
また、自分へのご褒美で購入したスキンケア金額を質問したところ、通勤時間60分以上90分未満の人の平均購入金額が1万9065円と最高額だった。この金額は日本人女性がスキンケアにかける年間平均額の約2倍にあたり、通勤時間が長い人ほどご褒美や衝動買いが高額になる結果となった。