「GO CRAZY」。クラシエホールディングスの岩倉昌弘社長はグループ社員向けの年頭挨拶で、常識を超えた取り組みの重要性を訴えました。

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2019年迎春。昨年の1月1日付でクラシエホールディングスの社長に就任し、この1年間を無我夢中で駆け抜けてまいりました。年初から3月にかけて実施した全国の当社事業場巡回で、社員とダイレクトに向き合い、 現場の雰囲気を肌で感じることで、改めて、社長としての責任の重さを痛感するとともに、クラシエグループ発展のため、全力を尽くして経営に当たることを決意いたしました。

クラシエホールディングスの岩倉昌弘社長

昨年を振り返りますと、度重なる大雨や地震などの自然災害に、危機管理の面で見直しや反省すべき点を再認識させられました。また、一昨年に引き続き、大手企業による検査不正が明らかになるなど、 経営者として今一度、身を引き締めなければならないという思いを強くしました。

一方、スポーツ界では、平昌オリンピックでの日本選手のメダルラッシュ、メジャーリーグでの大谷翔平選手の活躍、第100回大会を数えた高校野球の盛り上がり、テニスの大坂なおみ選手のグランドスラム優勝などが印象的でした。

さて、今年は5月の新天皇即位と改元の年となります。そして、10月1日からの消費税増税により、この先の日本経済にも、さまざまな影響が出てくることが予想されます。市場環境が激変する中、社員一人ひとりが当事者意識をしっかり持ち、社会の変化に合わせ、いち早く行動に移すことで、クラシエがますます成長する1年にしたいと思います。

1.「GO CRAZY!」

“GO CRAZY”とは、一昨年8月に制定した新ビジョン「CRAZY KRACIE」の更なる浸透であり、クラシエで働く一人ひとりが実際に行動に移すことを意味します。「常識を超える、革新する、夢中になる、変化する、楽しむ、そして誰かと組んで、世界を夢中にし、一生に影響 する仕事をする」。そんな会社になること、そして、そんな会社に貢献する人材の集団となることが、 私たちの将来のありたい姿です。今年は「CRAZY KRACIE」を推進力として、クラシエグループの3事業がそれぞれ本当の意味で自立して、より高い成果を目指して成長していくために、 全力を傾けていきましょう。

2.「小さなことにこだわり、大胆にやろう!」

「小さなことへのこだわり」と「大胆にやる」という言葉は一見、相反するようにも見えますが、 小さなこだわりを持つことで、些細な変化も見逃さず、それぞれのこだわりが互いに連携し、強化していくことで、各人の考えや行動が大胆になり、より大きな成果へとつながると考えています。クラシエの一人ひとりのこだわりをみんなで認め合い、連携していくことが、クラシエを素晴らしい 会社に変えていく一番の近道だと思います。

3.「変化を見逃さず、リスクを取ることを恐れず、圧倒的な当事者意識で目標を追求する」

世の中の変化はもちろんのこと、自分の周りの変化も見逃さないでください。「圧倒的な当事者意識」 を持って、仕事に前向きに取り組み、目標を追求するということは、今後も決して変わるものではありません。それぞれの目標に向かって、力強く邁進してほしいと思います。